女性の薄毛治療への効果が医学的に認められているミノキシジル育毛剤。
その中でも女性用ロゲインはリアップリジェンヌとともに定番商品になっていますよね。
でも、ロゲインの使用前に注意して欲しいのは副作用。いくら効果があると言っても体に異常がでたら長く続けることはできませんよね。
今回は女性用ロゲインの副作用についてまとめました。育毛剤のかゆみ対策や、使用開始後に抜け毛が増える『初期脱毛』についても紹介しています。
ロゲインなどのミノキシジル育毛剤を初めて使う方は、ぜひ一読してくださいね♪
女性用ロゲインの成分ミノキシジルの副作用ってどんなもの?
女性用ロゲインの有効成分ミノキシジルの副作用を一覧にすると次にようになっています。
症状 | |
---|---|
頭皮・皮膚関連 | 頭皮の発疹・発赤(赤み)・熱感・痒み(かゆみ)・かぶれ・フケ |
循環器関連 | 動悸(心拍増加)・胸の痛み |
神経関連 | 目眩(めまい)・頭痛・気が遠くなる |
その他 | 体毛増加・体重増加・手足などの浮腫(むくみ) |
ロゲインの副作用は、同じ有効成分の女性用リアップ(リアップリジェンヌ)と基本的に同じです。ただし、女性用ロゲインのミノキシジル濃度は2%とリアップより1%多くなっています。
ミノキシジルは成分量が多いほど効果が強いので、副作用も大きくなる可能性があります。
リアップからロゲインへ乗り換える人でも十分注意してくださいね。
頭皮・皮膚関連
ロゲインには頭皮のかゆみ・かぶれといった副作用があります。これはミノキシジルだけでなく、アルコールなどの添加物が原因の場合もあります。
ネット上の副作用に関する口コミでも一番多いのがこれですね…
ロゲインのかゆみ対策については、後で紹介しているので参考にしてください。
循環器・血圧関連
ミノキシジルという成分は元々高血圧の治療薬として開発され、血圧を下げる働きがあります。
そのため、心拍が速くなって動悸が起きたり、胸(心臓あたり)に痛みを感じる副作用が報告されています。
降圧剤など血圧の治療薬を服用している人は、ロゲインの使用前に医師に相談したほうがいいでしょう。
神経・精神関連
ロゲインには、頭痛やめまいなど神経系の副作用も報告されています。上の血圧と関連しているのかもしれませんね。
血圧が低い人がミノキシジルを使用するとさらに低血圧になり、めまいなどが起こりやすい可能性があります。
めまいや頭痛がすると危険なので、運転前の使用は慎重になった方がいいと思います。
体毛増加・体重増加・むくみ
ミノキシジルの使用で体重と体毛が増えたり、むくみやすくなったりすることがあります。
口コミで多いのは体毛とむくみですね。「体重が増えて太ってしまった…」という口コミはあまり報告されていないように思います。
女性用ロゲインはミノキ2%なのでそこまで大きな副作用ではないようですが、高濃度のミノキシジル育毛剤・錠剤として飲むタイプの『ミノキシジルタブレット』ではこの副作用をよく聞きますね。
このような人は使用前に医師に相談を
上記の副作用を感じた方以外にも、次の人は医師・薬剤師へ相談するよう推奨されています。
- 65歳以上の高齢者
- 心臓や腎臓に病気・障害のある人
- 甲状腺機能障害の診断を受けている人(甲状腺機能低下症・亢進症)
- 高血圧・低血圧・むくみのある人
- 薬や化粧品なおでアレルギー症状が発生したことのある人
※女性用ロゲインとリアップリジェンヌの説明書参照
65歳以上の高齢者は副作用などが起こりやすいそうです。また、ロゲインは18歳未満、リアップは20歳未満の未成年者は使用してはいけません。
心臓・腎臓・甲状腺に病気のある方は、必ず医師に相談するようにしてくださいね。髪よりも健康が一番大切ですので。
また、病気や栄養不足などで脱毛症になった人にはロゲインは効果がありません。別の育毛剤などを検討した方がいいでしょう。
女性用ロゲインのかゆみ・かぶれ対策
ロゲインの製品情報によると、一番多い副作用は皮膚のかゆみと刺激感。特にロゲインを塗布した場所がかゆくなりやすいようです。
ロゲインに添加物として使用されているアルコールとプロピレングリコールもかゆみ・かぶれの原因です。
アルコールにアレルギーがあると、頭皮に炎症やニキビなどもできる人がいるようです。
プロピレングリコールには乳化・保湿作用があるため育毛剤や化粧品によく使用されています。アルコールの一種なので、これが原因でかゆくなるという人がけっこう多いようです。
使用前の対策としては、腕や足などの目立たない部分でパッチテストをするのがいいと思います。ヘアカラーやパーマなどと同じですね。
女性用ロゲインを使って我慢できないほどかゆくなってしまう人には、プロピレングリコール不使用のミノキシジル育毛剤がオススメです。
プロピレングリコール不使用の女性用ミノキシジルには、リアップとツゲインがあります。女性用リアップはミノキシジル成分量が少ないのですが、ツゲインはロゲインと同じ2%使用されています。
それらの育毛剤については、こちらの記事で詳しくまとめています♪
体毛(ムダ毛)が増えるって本当?
先ほど少し触れましたが、女性用ロゲインの副作用には『体毛増加』があります。リアップには記載されていませんが、ロゲインの添付文書にはちゃんと記載されています。
ロゲインの添付文書では、『unwanted hair』(望ましくない毛)と表現されていますね…
ロゲイン特有の副作用というワケではなく、ミノキシジル製品には体毛増加の副作用があることが知られています。
発症頻度は高くないようですが、ミノキシジルは顔や体にも発毛効果があります。「頭皮に塗ってるのに何で体毛が増えるの?」と疑問に思いますが、吸収されたミノキシジルの成分が血液で運ばれるため髪以外も濃くなるようです。
体毛増加の副作用を減らすための対策としては、次のようにすれば良いと説明書に記載されています。
- 頭皮以外にロゲインの薬液がつかないようにする
- ロゲインの使用後は手をキレイに洗浄する
- 夜にロゲインを使用した場合は、寝るまでに十分乾くようにする(2~4時間)
頭皮以外にロゲインがつく機会をなるべく減らす、ということですね。
寝る直前にロゲインを使うと枕やシーツにも成分がつくので、それが顔や手に接触すると体毛増加につながることがあるようですね。
女性用ロゲインはミノキシジル2%なので体毛がスゴく増える人は少ないと思います。ただ、なるべくムダ毛を増やしたくない方は頭皮以外につかないよう気をつけてください。
なお、ロゲインで増えた体毛は使用を中止するとなくなるようです。
ロゲインの初期脱毛はどれくらいの期間続く?起こる理由は?
育毛に詳しい女性なら『初期脱毛』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ロゲインなどの育毛剤を使用開始に抜け毛が増えることを初期脱毛と呼びます。一般的に、初期脱毛は数日~数週間(場合によっては数ヶ月)続くとされています。
初期脱毛はミノキシジル特有というワケではなく、効果の高い薄毛治療薬で起こりやすいようです。男性型脱毛症(AGA)治療薬のフィナステリド(製品名:プロペシア)でも初期脱毛はよく聞きますね。
抜け毛が急激に増えるとものすごく不安になりますよね…^^;
でもご安心を!
実は、初期脱毛は発毛効果が現れるために必要なプロセスだと考えられているんです。
ミノキシジルはヘアサイクルの乱れを改善
初期脱毛が起きる理由を理解するには、『ヘアサイクル』というものを理解する必要があります。
毛髪は『成長期』→『退行期』→『休止期』という生え替わりサイクルを繰り返します。
成長期の期間が短く十分に育たない髪が増えることを『ヘアサイクルの乱れ』と呼び、成長が不十分なまま休止期になる髪の割合が増えると薄毛になります。
ミノキシジルの効果は、この成長期の期間を元の長さに戻すこと。ヘアサイクルが正常になれば髪が健康に育って薄毛が改善していきます。
初期脱毛が起こる理由とは?
ロゲインのような育毛剤が使われると、成長の止まった休止期の髪が一気に抜ける場合があります。
抜ける髪は”薄毛の病気にかかった髪”なので、一度リセットして新しく生え替わるというワケです。
新しく生える髪がミノキシジルによって健康的に育てば全く問題ありません。
つまり、初期脱毛とは”発毛のための準備期間”とも考えられるので、ネガティブに考え過ぎる必要はないということですね。
実際に「初期脱毛の後に髪が生えてきた」という口コミはたくさんあります。
もちろん、初期脱毛がなかったからといってロゲインの効果がないということではありません。個人差が大きいようで、特に抜け毛が増えなかったけど十分効果があったという人もいます。
大切なのは初期脱毛が起きても4~6ヶ月間は継続して使用すること。髪の成長には時間がかかるので、忍耐強くロゲインを使い続けることが推奨されています。
女性用ロゲインの効果をしっかり理解して使うことが大切ですね。
ロゲインを中断!?やめるとどうなるの?
ロゲインの副作用が気になり、使用するのを止めたいという方もいるでしょう。その場合、これまで発毛した髪はどうなってしまうのでしょうか?
女性用リアップ(リアップリジェンヌ)には次のように書かれています。
効果を維持するには継続して使用することが必要で、使用を中止すると徐々に元に戻ります。(本剤は壮年性脱毛症の原因を取り除くものではありません。)
引用元: リアップ製品情報
リアップやロゲインの使用をやめると、元の薄毛に戻ってしまうということですね…
これは当たり前のことで、ミノキシジルを含む薄毛治療薬全てに当てはまります。というより、全ての育毛剤に当てはまることです。
薄毛の原因そのものは育毛剤で取り除くことはできません。
薄毛の原因が栄養不足やストレスの場合は別ですが、薄毛の原因の多くは遺伝や男性ホルモンです。薬で抑えることはできても、遺伝子そのものは改変できません。
そのため、ロゲインのような育毛剤を使う時は長くお付き合いすることを前提に使用した方がいいでしょう。
十分効果がでた後は、使用量を調整して維持している人もいます。要は育毛剤との付き合い方が大切なのだと思います。そのためにも、副作用が強くでない育毛剤選びが大事ですね。
「ロゲインを一生使い続けないといけないのか…」と不安になる人もいますが、高齢になって不要だと思えばキッパリ止めてしまえばいいと思います。人間は誰しも年を重ねれば髪が薄くなりものですよね。
ロゲインの副作用が強くでてしまい長期間使えないという方には、パントガールやルグゼバイブのような育毛サプリがオススメです。
医薬品でないサプリなら副作用は気にならないし、十分納得できる効果がある人もいます。
私はルグゼバイブというパントガールを改良したサプリで十分効果を実感しています。当然副作用もありませんよ(^^)
私のルグゼバイブのレビューと育毛体験談はこちらを読んでくださいね。
ルグゼバイブの効果を実際に購入してレビューしました!(写真つき)
まとめ
- 女性用ロゲインには、頭皮のかゆみ・かぶれ・動悸などの副作用がある
- 心臓や腎臓、血圧に問題のある人は医師に相談を
- かゆみ対策には事前にパッチテストをする
- かゆみが酷い人はプロピレングリコールフリーの育毛剤を使おう
- 体毛(ムダ毛)が増えないよう頭皮以外に付かないように注意
- ロゲインの初期脱毛は発毛のための準備期間なので心配不要!
- 使用をやめると元に戻るので育毛剤との付き合い方が大切