多汗症の人や、春夏シーズンには欠かすことのできない制汗剤。
最近は日本製の制汗剤でも良い商品がありますが、本格的に汗を抑えたい人には海外製の制汗剤がオススメです。
海外製品の中でもテッパンと言われているのがデンマーク製のパースピレックス(Perspirex)。
塩化アルミニウムが配合されていて、「汗そのものをブロックする」効果があるとされている制汗剤です。
そして、1回使うだけで効果が3~5日持続する優れもの。
パースピレックスは日本でも定番商品になりつつありますが、
「種類が多くてどれを選んだらいいか分からない…」
とお悩みになっている方も多いかと思います。
そこで、今回はパースピレックスの種類と成分を詳しくまとめました☆
色による成分や効果の違い、デトランスαやエティアキシルなど類似商品との違いも解説。
全種類もっている管理人オススメのパースピレックスも紹介しているので、どれにしようか迷っている方は参考にしてくださいね♪
パースピレックスの種類は4種類!ワキ用3種類+手足用のローション
パースピレックスには、ワキ用のロールオンタイプが3種類、手足用のローションタイプが1種類あります。
ロールオンは『スティックのり』のようなタイプで、フタを取って直接脇に塗る制汗剤です。
ロールオンタイプのパースピレックスには『オリジナル』『ストロング』『コンフォート』の3種類があり、ボトルの色によって効果の強さや刺激感に違いがあります。
ローションは液体タイプの制汗剤で乾くのが早いのが特徴。
手足用とされていますが、もちろん脇にも使え、中には顔汗対策のため顔に塗っている人もいます。
ローションの方が使い勝手はいいのですが、脇だけならロールオンタイプの方がやはり使いやすいです。
それでは、パースピレックスの違いについて説明していきますね。
ロールオン・オリジナル(水色/ワキ用)
ロールオンタイプのパースピレックス・オリジナルは一番最初に発売された商品で、30年以上に渡って数百万人もの人が使用している制汗剤。
世界的なベストセラー商品のようです。
臨床的に効果が認められた塩化アルミニウム制汗剤で、1回の使用で3~5日間効果が持続するとされています。
塩化アルミニウム配合の制汗剤は痒みがでやすいという欠点がありますが、パースピレックス・オリジナルは『 Apx skin care system』と呼ばれる成分の工夫によって副作用が抑えられています。
ワキ用パースピレックスの『標準版』と言える製品ですね。
ロールオン・ストロング(青色/ワキ用強力版)
濃い青色のパースピレックス・ストロングはオリジナルの強化版。
オリジナルが3~5日間効果が持続するのに対して、ストロングは5日間効果が持続するとされています。
パースピレックスは塩化アルミニウムの濃度が公開されていませんが、恐らくオリジナルより高濃度なのだと思います。
肌が強くて痒みなどの副作用がでにくい人、より強力に汗や匂いを抑えたい人にオススメの制汗剤です。
ロールオン・コンフォート(緑色/ワキ用敏感肌版)
パースピレックス・コンフォートは敏感肌用に開発された低刺激の制汗剤。
一番新しい商品で、緑色(黄緑色)のパッケージです。
コンフォートには痒みを抑える独自の工夫がされていて、『 Cpx skin care system』と呼ばれています。
標準版のオリジナルで痒みがでてしまう人でも、コンフォートなら大丈夫かもしれませんね。
効果の持続時間は3~5日となっているので、オリジナルと変わりません。効果はそのまま、痒みだけを抑えるように工夫された新製品と考えていいのかもしれません。
私はパースピレックス・コンフォートをメインで使用していて、汗と匂いを十分抑えれています。
確かにストロングと比べると持続時間(日数)は少なく感じますが、私の場合は3日に1回塗るだけで十分です。
化粧水に入っているアルコールで痒くなってしまうような敏感肌の人は、まずはこの商品を試してみるのがオススメですよ!
ロールオン・プラス(紫色/ワキ用敏感肌版)
紫色のパースピレックス・プラスは2017年に廃盤になった商品です。
製造メーカーのRiemann A/S社のパースピレックス公式サイト(英語)の商品ラインナップには既になく、日本でも個人輸入できなくなっています。
販売している通販サイトがあったとしても在庫限りのはず。
パースピレックス・プラスは低刺激版として売られていたので、コンフォートが後継商品になります。
敏感肌の人はパースピレックス・コンフォートを使ってくださいね。
ローション(青色/手足・顔用)
パースピレックスローションは、手足用の塩化アルミニウム制汗剤。
ロールオンタイプが20mlの容量なのに対し、100ml入っているのでスゴくお得感があります。
手足用と記載されていますが、日本ではワキや背中に使っている人も多いです。おでこや鼻などの顔汗対策にパースピレックスローションを使っている人もいますね。
パースピレックスは顔にも効果があるようですが、痒みや刺激感などがでる人もいるなので注意して下さい。
私は手足用にローションを使っています。
肌が弱くデリケートな場所に使う場合は、くれぐれも副作用の程度を見極めて使うようにした方が安全です。
パースピレックスの成分・効果・価格を比較
パースピレックス4種類の成分や効果の強さ、価格、容量をまとめると次のようになります。
販売価格は、全種類を格安で販売している『オオサカ堂』の価格を掲載しました。
※価格は為替レートによって変わります。
オリジナル | ストロング | コンフォート | ローション | |
---|---|---|---|---|
価格 | 2,208円 | 2,562円 | 2,142円 | 2,704円 |
容量 | 20ml | 20ml | 20ml | 100ml |
効果 | ||||
有効成分 | 塩化アルミニウム・乳酸アルミニウム | 塩化アルミニウム | 塩化アルミニウム・乳酸アルミニウム | 塩化アルミニウム |
添加物 | 変性アルコール・パルミチン酸セチル・水素化微結晶ワックス・ステアリン酸グリセリル・シクロペンタシロキサン・硬化ヒマシ油 | 変性アルコール・PEG-12ジメチコン | 変性アルコール・ヒドロキシプロピルセルロース・硬化ヒマシ油 | 変性アルコール・PEG-12ジメチコン |
コンフォートが最安値、ローションもコスパGood
価格について見ると、ワキ用ではパースピレックス・コンフォートが一番安くなっています。
と言っても、1本数十円ですけどね。
オオサカ堂では複数本セットを販売していて、セット購入だと1本当たりの価格がけっこう安くなります。
6本セットだと、コンフォートはオリジナルとストロングより1,000円ほど安くなりお得ですよ。
パースピレックスローションはロールオン3種類よりも値段が高くなっています。ですが、容量が100mlと多いので1ml当たりの価格で比較するとかなり安くコスパは抜群!
ワキ以外にも使いたい人はローションもオススメですよ♪
パースピレックスを安く販売している通販サイトについては、次の記事を参考にしてくださいね。
乳酸アルミニウムで痒みを軽減
パースピレックス・オリジナルとコンフォートには、『乳酸アルミニウム』という成分が配合されています。
塩化アルミニウムが汗腺をブロックする働きをする時に、その副産物として塩酸が生成されます。
塩酸は肌の痒みや刺激感などの原因となる物質。
乳酸アルミニウムが塩酸と反応すると消失し、肌トラブルが起きにくくなります。
また、知覚過敏を緩和する効果もあることが分かっています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio1968/37/2/37_2_317/_article/-char/ja
ストロングとローションには乳酸アルミニウムが含まれていないので、他の2つと比べると痒みがでやすい可能性があります。
オリジナルとコンフォートは添加物の種類も多く、痒みを抑えるため色々と工夫しているようです。
ただ、ネットの口コミを見てるとオリジナルは慣れるまで痒みがでる人がけっこう多いようです。
敏感肌の人にはオリジナルよりもコンフォートの方がオススメですよ。
パースピレックス各商品の口コミはこちらの記事でまとめているので、併せて参考にしてください。
パースピレックスとデトランスα・エティアキシルの違いは?
パースピレックスは海外で販売されている商品を個人輸入などで購入するのが一般的ですが、同じ商品を別名で販売している通販サイトもあります。
ユーアップ(YOU-UP)というサイトでは、『デトランスα』(デトランスアルファ)という商品名でパースピレックスを販売中。
パースピレックスの箱やボトルはそのままで『デトランスα』と書かれたシールが貼られているだけです。
ロールオンタイプはパースピレックス・オリジナルとコンフォート、それにローションタイプを販売しています。
先ほど紹介したように、オオサカ堂などの個人輸入系の通販サイトではパースピレックスは2,000円台で購入できます。ユーアップのデトランスαは4,800円なので、ちょっと値段が高すぎますね…
また、パースピレックスは『エティアキシル・デトランスピラン』(Etiaxil DETRANSPIRANT)という商品名でも販売されています。
コスメデネットなどの通販サイトで購入できます。
パースピレックスはデンマークのRiemann社が製造メーカーで、エティアキシル・デトランスピランはフランスのCooper社が製造しています。
販売国や販路によって商品名が変わることがあるようですが、パースピレックスとエティアキシルの中身は一緒です。
エティアキシルはの容量は15ml。20mlのパースピレックスより容量が少なく、値段もあまり違いがありません。
これから使い始める人は、本家のパースピレックスを買った方が安心できると思いますよ。
類似商品のサーテンドライもオススメ!
パースピレックスの類似商品に『サーテンドライ』(Certain Dri)という制汗剤があります。
これはアメリカ製の塩化アルミニウム制汗剤で、パースピレックスとは全く別の商品です。
ロールオンタイプのサーテンドライは塩化アルミニウムが12%配合されていて、パースピレックスと似た効果が期待できます。
アメリカでは人気の制汗剤なので、低刺激タイプでなくてもいいという方にはサーテンドライもオススメですよ。
夏場はパースピレックスが在庫切れになることがあるので、私はその時だけサーテンドライを購入しています。在庫があるならパースピレックスを買った方がいいと思います。
まとめ
- パースピレックスはロールオン3種類+ローションの計4種類
- 紫色のプラスは現在は販売停止に
- ワキ用は効果や刺激感に違いがあり、体質に合った商品を選ぶのがオススメ
- オリジナルとコンフォートは乳酸アルミニウムが配合され痒みが起きにくい
- 当サイトの管理人は敏感肌用のコンフォートを使用中
- デトランスαとエティアキシルはパースピレックスと同一商品
- パースピレックスは本家の個人輸入がオススメです!